今回は、「女傑」についての優位度を検証していきたいと思います。
そもそも、「女傑」とは、
シーズン9で実装された個性システムにあります。
効果は戦闘中の女性武将の属性値を15%上昇させるというものです。
では、関銀屏を例に挙げて説明をしていきたいと思います。
レベル50時の関銀屏のステータスは
武力180
統率170
知力79
速度124
となっています。
ここに、ptボーナスを振っていきます。
完凸で100ポイントなので、どんな振り方にするのか個人差がありますが、武力や速度中心に適度に振った例をサンプルとして検証します。
仮に80ptを適度に振った場合、
武力228
統率179
知力79
速度146
程度になります。
武将の兵種適正Sで120%となるので、20%上乗せします。
武力274
統率215
知力95
速度175
さらに、ここで今回のテーマである「女傑」の15%属性値アップを適用します。
武力315
統率247
知力109
速度201
続いて、各兵戦施設の+20を適用します。
武力335
統率267
知力129
速度221
続いて、蜀の協力施設で属性値10%アップを適用します。
武力368
統率294
知力142
速度244
ここからは、個別に装備ボーナスや兵法書の速戦などが乗るとは思いますが、ここでは割愛します。
では、実験として、武力368の関銀屏が、統率280の敵武将に攻撃した場合を計算してみます。
まず、味方武将の武力から敵武将の統率の差を計算します。
今回で言うと、武力368から、統率280を引くので、差は88となります。
武力と統率の差のダメージ倍率は140%です。
よって、武力と統率の差によるダメージ期待値は88×140%となり、
124ダメージとなります。
続いて、兵士数ダメージを計算してみましょう。
兵士数によるダメージ計算式は
ダメージ倍率の計算方法が以下の通りになります。
-5%÷10000×兵士数+10%
例えば、兵士数1万の場合、ダメージ倍率は5%となるため、
1万×5%=500ダメージ
兵士数が5000であれば、ダメージ倍率は7.5%となるため、
5000×7.5%=375ダメージ
となります。
これに、先ほど計算した、武力と統率の差によるダメージ124が追加されるため、
兵損なしの場合は
通常攻撃によるダメージは124プラス500で、合計624ダメージ
兵士数5000の場合は
通常攻撃によるダメージは124プラス375で、合計499ダメージ
となります。
実際には有利兵種+15%のダメージで
624ダメージ×1.15となり717ダメージ
射石飲羽や折衝禦侮などにより、相手の統率が0の場合
368×140%となるため、516ダメージが追加され、
516プラス500イコール1016ダメージといった計算になります。
実際には、相手の城を攻城する場合、さらにマイナス15%の八卦陣がかかったり、暫避其鋒や慰撫軍民などのダメージ倍率減少効果や兵法書の防備・守勢など様々な要素が複雑に絡み合うため、この通りにはならないことがほとんどです。
さて、話は巻き戻して、女傑がない場合、プラス15%の属性ボーナスがありません。
諸々の計算は上記と同じなので省きますが、同様の条件で計算すると
関銀屏の武力は324程度になることが予測されます。
先ほどと同程度、統率280の武将を通常攻撃した場合。
兵士数MAXで攻撃したダメージ624だったものが、
女傑ボーナスなしの場合、
562ダメージに減少します。
仮に千軍一掃を発動した場合
敵軍全体に兵刃ダメージ(100%)を与える。目標が封印状態、または砕心状態の場合、30%の確率で目標を恐慌状態にする。1ターンの間持続する。
ということで、千軍一掃は通常攻撃と同等の100%の兵刃ダメージを敵軍全体に与えるため、
624ダメージを全体に与える戦法は
562ダメージを全体に与える戦法になります。
結論としては、ダメージが女傑により、いくらかの増加は見込めますが、
女傑単独の効果で勝敗に大きく影響するわけではなく、
女傑を含めた、相手の統率を大きく減らす戦法との併用
有利兵種+15%のダメージ増加を狙っての攻撃
九宮八卦を使った、+15%のダメージ増加を使っての迎撃
などの複合要因が必要となります。