まず、天公盾体系含めた編成を負けにくい順に並べてみました。
すると、張角・曹操・魯粛と
張角・劉備・魯粛が最も負けにくい編成であることがわかります。
負ける確率が20%なので、80%の継戦能力があるといえます。
そして、次に来るのが法正・張角・魯粛です。
負ける確率が23%となっていますので、77%の継戦能力があるといえますが、大きく違うのが勝率です。
一見、継戦能力に差がないように見えますが、
曹操入り天公盾が勝率49%
劉備入り天公盾が勝率43%
法正入り天公盾が勝率23%
となっていますので、20%以上も勝率に差があることがわかります。
この差が継戦能力に大きな差を生んでいます。
郝昭入り天公盾も勝率42%
ですので、他の3つの編成に比べて、負けない確率は同様でも、その中身が違うといえます。
データから見ると、法正入りの天公盾の場合、
魯粛の代わりに、周泰または曹操を採用すると、データ上は安定感が増します。
実際に法正が主将である場合、
周泰入り天公盾の勝率が42%
曹操入り天公盾の勝率が40%
となっていますので、先ほどのそれぞれの天公盾と同等の勝率を確保することができます。
また、三勢陣は下記のように修正されています。
自軍の武将3名がいずれも異なる陣営、且つ自軍主将の固有戦法がアクティブ戦法または突撃戦法の場合、戦闘開始から5ターン目まで、主将固有のアクティブ、突撃戦法の発動率が16%上昇する。毎ターン行動前に、兵力の損失が比較的多い副将の被ダメージを30%低下させ、もう1名の副将の与ダメージを25%増加させる。1ターン持続する。
となりました。
今までと異なる点が「自軍主将の固有戦法がアクティブ戦法または突撃戦法の場合」という但し書きが入った点です。
この結果、曹操の固有が指揮戦法であるため、曹操主将の三勢陣が使えなくなってしまいました。
その結果、法正主将の三勢陣の形に揺り戻されました。
シーズン7では、確かに「曹操・張角・法正」の天公盾が異常に強く、藤甲兵なのに燃えにくいという無敵感のある編成でしたが、シーズン8の調整で絶滅してしまいました。
シーズン9でも曹操主将は使えませんので、法正主将で運用することになります。
法正主将の場合、どうしても法正が落ちやすいという特徴があります。
どのくらい差があるかといいますと、曹操が主将だったときは、曹操のレベルごとの統率成長がプラス2.7。
対して、法正の統率成長がプラス1.01
レベル50到達時の曹操の統率が237に対して、
レベル50到達時の法正の統率は139です。
およそ100の統率差があり、通常攻撃の攻撃倍率が統率の140%で影響するので、
兵力満タンの武力455の呂布の通常攻撃は曹操が805ダメージ平均に対して
法正は942ダメージを受けることになります。
これが落鳳であれば、ダメージ倍率250%となるため、
曹操2012ダメージに対して
法正2355ダメージとなります。
以下、攻撃を受けるたびに、この統率差があるため、継戦能力に差が出てきます。
法正主将が落ちやすいのは上記の理由によります。
また、法正を主将にすると、アタッカーが主将ではなくなるため、必然的に鋒矢陣が使えないことになります。
鋒矢陣の効果は
自軍主将の与ダメージを30%増やし、被ダメージを20%増やす。さらに自軍副将の与ダメージを15%減らし、被ダメージを25%減らす
となっています。
例えば、鋒矢陣入りで五雷轟天が1300ダメージ平均で出ている状態なので、
鋒矢陣がない場合は、1000ダメージ平均となります。
細かい式は、あるにはあるのですが、相手の統率や戦法、兵法書などによって変わりますので、かなりざっくりとした説明にとどめておきます。
ちなみに、ダメージ1300平均と仮定すると、スキル天公ありの場合、
鋒矢陣のダメージ期待値が6358
三勢陣のダメージ期待値が5631
スキル天公なしの場合は、
鋒矢陣のダメージ期待値が5577
三勢陣のダメージ期待値が4940
になります。
太平道法込みなので、鋒矢陣66%、三勢陣82%と
発動率に16%の差を追加しても、与ダメージ30%アップのほうが期待値が高くなります。
それに加えて、被ダメージが25%減る鋒矢陣は、天公盾との相性が非常に良いといえます。
三勢陣は
「兵力の損失が比較的多い副将の被ダメージを30%低下させ、もう1名の副将の与ダメージを25%増加させる」というランダム性から、必ず狙った武将にダメージ減少効果を与えられないというのと
戦闘開始から5ターン目までという条件付きのため、
6ターン目以降は期待値が下がってしまいます。
ということで、まとめますと、法正主将の三勢陣タイプの天公盾は
各ターンのダメージ期待値が鋒矢陣タイプのものに比べて600ダメージ少ない。
それゆえ、8ターン戦闘回数があると、その8倍の差が生まれる。
ダメージ減30%が狙った副将に当たるとは限らない。
狙った通りの戦報結果にならないため、勝ちきれないなどの振れ幅が大きくなる。
ということが言えると思います。